【YOSAKOIで世界を繋げ】~元ADの協力隊🇧🇷活動BLOG~

2019.7.22~日系社会青年海外協力隊2019-1次隊としてブラジルに来ました! テレビ番組元AD/青年海外協力隊/日系社会青年ボランティア/ブラジル/旅/ヒッチハイク/YOSAKOIソーラン

教科としての『英語』しか知らない18歳の私が初めて『外国』に触れた時のお話

 

もう、8年前。

高校3年生の時でした。

 

大学受験で東京に来ていた私は、

サクラホテル幡ヶ谷

シングルルームに宿泊していました。

 

ここ 

travel.rakuten.co.jp

 

予約したときは

全く気にしていなかったのですが、

実はこのサクラホテル、

外国からのお客さんがとにかく多い

 

 

 

 

1階のカフェスペースで

古文の勉強をしていると、

 

「漢字ムズカシイデスカ?」

 

隣に座っていた外国人女性が

話しかけて来てくださったのです。

 

 

 

 

 

 

「英語で返さなきゃ」と戸惑う私に、

日本語で話しかけてくる女性。

 

よくよく聞けば、

当時の私の年齢より、

長く日本で暮らしているではないですか。

 

 

 

 

 

海外に行ったこともなかったし、

外国の方と接する機会もない。

 

当時の私は、

教科としての『英語』しか

知りませんでした。

 

教科書に従って、

文法を習い、単語を覚え、

英文を読んでは、問題に答える。

 

センター試験なんて、

傍線の何センテンス前に答えがあるとか、

答えを導き出すためのコツ・裏技のようなものを

学習することに必死でした。

 

 

 

 

 

今ほど、海外に行ってみたいと

思うようになるとは考えてもいなかったし、

当時から英語が喋れたら、

もっともっと世界が広がっていたかもしれません。

(まあ、今も喋れないんだけども)

 

18歳の私にとって、

英語は大学に入るための

ただの通り道でしかありませんでした。

 

 

 

 

 

そりゃあもう、

高校に入ってからの

英語に対する苦手意識もひどいものです。

 

電車で

「ココハニューチトセエアポートデスカ?」

と聞いている外国人旅行客に

それだけで恐怖心を抱いていましたから。

(そもそも日本語で聞いているのにね)

 

 

 

 

 

 

だけど、この時、

自分の中で何かが変わったのかもしれません。

 

これだけたくさんの外国の方が近くにいて、

自分は何もできない悔しさ。

外国の方と話してみたかったなーなんて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌年、

浪人した私は、

サクラホテル池袋にいました。

 

ここ

travel.rakuten.co.jp

 

 

 

受験できていたので、

泊まっていたのはシングルルーム。

だけど、サクラホテル池袋には、

幡ヶ谷と違って、

ドミトリールーム共同キッチンが存在したのです。

 

 

 

 

スーパーで買った惣菜を温めようと、

共同キッチンに行くと、

明らかに国の違う方々が、

テーブルを囲んで楽しそうに話をしています。

 

 

 

 

 

 

 

「チャンスだ

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思った私は、

急いで部屋に戻りました。

心臓バックバクですよ。

 

『私は外国の方と話したい

 でも、英語に自信がない』

 

惣菜を掻き込みながら、

急いで電子辞書や翻訳サイトで調べ、

メモを片手に共同キッチンに戻りました。

(それだけの英文でさえ、

 調べないとわからないくらいのレベルだったのです)

 

共同キッチンに着くまでのエレベーターで、

何度も復唱しました。

 

 

……………エクスキューズミー!!!!!

 ア、ア、アイ ウォントゥー トーク ウィズ ピーポー

 フー カム フロム フォレイン カントリー

 

(こんな感じだったと思います)

 

 

伝わったのかどうか、定かではないけれど、

共同キッチンの方々は

「ここ座りなよ!!」

と、招き入れてくれました。

 

 

SAMSUNGの奨学生だという韓国の男性。

 

そして台湾の女性は、

その後メールアドレスを交換し、

しばらく英語でメールのやり取りをしていました。

今でもFacebookでは繋がっています。

 

全然会話には入れないんだけど、

外国の人と交流している!!!!!

その状況が嬉しくて仕方ありませんでした。

 

今思えば、そのときの行動力・勇気は

若さならではというか。

好奇心でいっぱいでした。

 

 

 

 

 

 

ちなみに試験の全日程が終わり、

あとは帰るだけという最終日は

1泊だけあえてドミトリーに泊まりました。

 

(たしか)同志社大学に留学しているという

オランダ人女性との出会いがあり、

大学の合格は得られなかったものの、

今でも忘れられない、大きな経験になっています。

 

 

 

 

 

こうやって振り返ると、

自分ってチャレンジ精神だけは

本当に旺盛なんだな

思い知らされます。

 

 

 

 

でも、

簡単になんでも踏み込めるわけではないんですよ。

めっちゃ勇気出してるんです。

 

 

 

緊張しいなんです。

 

 

だけど、

どうせ、

どんなことだって、

だいたいはやってよかったって思うんですよ。

 

簡単にできることは、

日常であって、

特別ではないじゃん。

 

頑張ったから記憶に残るんです。

 

 

 

 

 

そう思ったら、

私の高校生活、大学生活ってめっちゃ薄いんですよ。

仕事もそう。

たぶん、自分主導で動いてないから。

与えられたことをこなしていただけだから。

 

 

 

 

 

もう26歳なんです。

あと10日で27歳になるんです。

周りには結婚して、子供もいて、

家庭に落ち着いている人もいて、

そんな中で、

新しいことにチャレンジする今が、

どれだけ楽しいか。

(もしかしたら仕事をしていないから

 楽しいだけかもしれないけど)

 

 

 

 

 

あーだこーだと言いながら、

最終的には好きにしなさいと言ってくれる

親には感謝しなければいけないですね。